多様性を体感
~素直な気持ちで自分と仲間について考えぬいた日々~

山野目 多香子さん 【バリューコマース株式会社 執行役員】

受講のきっかけ

今までのマネジメントスタイルが通用しないことが起き、失敗を経験しました。それをきっかけに、『自分に何が足りないのか?』を一から考え直し、自分の考えを多人数に伝える(伝わる)ことの苦手意識を克服すべくLAP受講を決断しました。

受講中の気づき

【コーチング】

自分自身の『思考の癖』があり、それが幼少時以降の経験に基づいていることに気づきました。

【輪読】

同期の仲間やLA(ラーニングアドバイザー)と経験を共有し、フィードバックを得ることで、本当の意味での『多様性』を理解できたと思います。人にとって「伝わる」ポイントがそれぞれ異なる点は非常に興味深く、自分のポイントは過去経験の延長にある「不足点や疑問点、共感点」であることに気づき、それが自分のBE(軸)であるということを何度も感じました。

【グループワーク】

自分がいつも担当していた役割はプロジェクトマネジメント(皆のお尻をたたくこと)でしたが、心から自分がやりたい役割ではなかったことに気づきました。職場では、その役割がすでに確立しており、まわりもその役割を期待するため、応えようとしていたのです。
グループワークは本業とは異なる場でしたので、当初はいつものやり方とは違う『様子見』を意図的に行い、「自分がどう感じるのか?」「皆がどう行動するのか?」といったことが初めて見えてきました。これは職場ではなかなかできない経験でした。

【集合研修】

特に印象に残ったのは2回目の研修です。ディベートをビデオで撮影し、自身のコミュニケーションスタイルに対してフィードバックを受けるというワークがありましたが、「自分が考えていること」と「自分が発している言葉」にギャップがあることに気づかされました。考えがまとまる前に言葉を発しているため、散漫な内容になっていたのです。これらは実際の職場でも起きていた可能性が高く、大きな内省ポイントでした。
卒業合宿では、メンバーのみなさんとの強い絆を感じました。そしてこの絆があったらどんな素晴らしい成果をだせるのだろうと思いました。ダニエル・キム氏が提唱された「組織の成功循環モデル」を数年前にみたときに頭で理解していたことが、「身体で覚えられた」という感覚をもてました。

【エア・キャンパスでのディスカッション】

自身の投稿に、皆さんからフィードバックをいただくことにより、コーチングで指摘された、自分の思考の癖に気づきました。これにより、受講前の課題に対する答えが明確になりました。
「現場で苦労し努力を重ねた末に得た自分の成功」とは異質の、目の前の仕事にコミットする前に「希望ばかり主張する若手」への苦々しい思いが、その失敗の原因でした。このことに気付けたことは、とても大きな成果でした。

受講後の変化

自分に何が不足しているか?という思いがずっとありましたが、LAPを受講したいまは、「わたしはこれだけ持っている」と思えるようになりました。そしてほんの少し自分をほめてあげることができています。また、本当の意味での「多様性」が理解でき、周囲の意見に心から耳を傾けられるようになりました。

今後の抱負

LAPで得られた仲間とこの先も切磋琢磨していきたいと強く思っています。今の職場では、LAPで得られた気づき(多様性と自分の癖)をもとに、「誰もが情熱をもって仕事に取り組み、互いのBE(軸)を尊敬しあい活発な議論で目標に向かう組織」を作ります。そのために各人の情熱の向かう先を聞き、職場でのコミュニケーションをもっと本質的なものにできる仕掛けを考え実行していきたいと思います。
プライベートでは、卒業合宿時の大前さん講義どおり、「自分の人生は自分のために生きる(be a driver)を掲げ、第3の人生を始める予定です。

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