リーダーへと続く道 ~心の壁と向き合った一年間~
松岡 杏奈さん 【フォンテ・トレーディング株式会社 マネージャー】
受講のきっかけ
将来、家業を継ぐ決意を固めたのですが、リーダーとしての在り方には自信が持てませんでした。『そもそもリーダーとは何なのか?』『自分はリーダーになれるのか?』『それは望む生き方なのか?』を悩み続け、本などから知識を得ようとしましたが答えは出ませんでした。
その間にも社内でのポジションは上がり、部下は増え、リーダーとして毎日何をすれば良いかも分からず、このままではまずいという危機感を持ち、LAP受講を決断しました。
受講中の気づき
【コーチング】
話して数分で、自分の成長を阻んでいる原因をズバリ言及された事は衝撃でした。私の場合、何事も考えすぎて行動に移せていない点を指摘され、今思うと学習期間中を通して、指摘されたボトルネックからどれだけ変化を起こせているのか?幾度となく立ち返る事になりました。
【輪読】
リーダーシップ論に特化して毎月図書を読むだけでもかなりのボリュームですが、それをメンバーと議論する中で理解が深まり、リーダーシップの根幹が見えてきた様に思います。幅広い知識を取り入れる作業は、最終的にシンプルな解を自分のものとして導き出す上で欠かせないのだと思います。
【グループワーク】
自分に変化を起こせた一番の要因は、ここであったと確信しています。全く異なる属性のメンバーと毎週議論を重ね、互いにリーダーシップを発揮しながらゴールへ向かう作業は職場では体験できないものです。自分から見るとリーダーシップに満ちたメンバーも居る訳ですが、そんな中で自分が果たせる価値を強く意識したり、困難な作業の後にメンバーから頂くメッセージは、かけがえの無いものです。
最初の半年でリーダーシップの多様性について学んだ後、すぐに実践に活かせる機会としてグループワーク以上の方法は無いのではないかと思います。
【集合研修】
講師の先生方や事務局の方々、生徒たち同士で対等に意見交換ができる貴重な機会でした。特にグループワークが始まってからは、会う度に各グループならではの見習うべき点や課題に触れ、受講生全体にとって学びの大きい研修だったと感じます。
【エア・キャンパスでのディスカッション】
職場やプライベートは似た様な人で集まりがちですが、LAPに集う多様なメンバーから頂くフィードバックや考え方は、1年間を通じて確実に自らの視野を広げ、人としての柔軟性を広げます。LAPで出会ったメンバーこそ、何事にも代えられない人生の宝物です。
受講後の変化
受講前は、今の自分を壊して新たな自分を創造する様なイメージを持っていました。私の知る世の中のリーダーの大半が、性格や気質が余りに違うタイプだと感じていた為です。受講を通じて初めて自分という存在を認め、肯定してあげられた様に思います。 そうなると、本来の自分を出す事への根拠のない不安や恐れが無くなりました。受講前こそ気後れしていましたが、今では素晴らしいリーダーになりたいと素直に願い、そこに向かって日々頑張る自分を誇らしく感じるまでになりました。
『他人にどう思われるか?』がある時からどうでも良くなったのは、素晴らしいリーダーとなる事でどの様に組織や社会をより良くしていきたいか?意識のベクトルが、自分起点の外向きに変化したからだと感じます。そのきっかけは、LAPで学ぶメンバー全員の存在に他なりません。リーダーとして成長し続ける皆から刺激を受け、その一員になりたい一心で考え方や在り方が変わってきたのだと思います。
日常の変化としては、リーダーとして何をすべきか?が鮮明になり判断の軸が出来ました。リーダーというのは一つの役割です。まだ初心者マークですが、これまでのプレーヤー生活では感じられなかったタイプのやりがいや感動を、少しずつ感じ始めています。
今後はメンバーが力を発揮し、やりがいを感じられる環境を整え、社会に少しでも良い影響を与えられるリーダーでありたいです。リーダーシップに特効薬は無い事もLAPでの学びです。自分に足りない属性は日々の努力で身に着け、強みは更に伸ばしていきたいと思います。
最後に受講をご検討されている方々へメッセージです。
私は受講当初、『自分はリーダーになれるのか?』について悩んでいました。
今はどんな人にでもリーダーシップの種はあるのだと確信しています。
ただ、その役割を選ぶかどうか。
リーダーとしての生き方は、より多くの人を幸せに導ける可能性に満ちたものです。自分が作った壁を乗り越える勇気、覚悟を持てばきっと人生は違ったものになるし、想像もしなかった世界が広がるのだと思います。
そういう意味で、LAPは人生を変えるきっかけとなります。私がそうであった様に、これから受講するかどうか迷っている皆様には、ぜひ一歩を踏み出して頂きたいと切に願います。